保健師・看護師分科会について
【目次】
1.保健師・看護師分科会(保看会)とは
保健師・看護師分科会(以下「保看会」という)は、全国大学保健管理協会を全国8つのブロックに分けた内の1つ北海道地方部会の中に、平成6年に設けられた分科会です。会員は北海道の大学(短期大学および高等専門学校を含む)保健に携わるものの内、保健師、看護師、栄養士、養護教諭で組織され、大学保健および会員資質の向上を目的とした活動を中心としており、北海道地方部会からの補助金によって運営している団体です。
保看会には幹事会を置き、年に数回の幹事会と年1回の総会、情報交換会を開催したり、研究集会における講演や分科会の企画を行っています。さらに会員数名からなる研究班を常設し、日々研究的態度で業務に臨んでいます。
またメーリングリストを利用し、日常業務に関する情報交換や連絡事項の即時発信を行っています。
(保看会規約参照)
保看会に未加入の大学(短大および高等専門学校)看護職員も、申し出により、随時加入することができます。
入退会および会員情報の変更はこちらから
https://forms.gle/pj2MEnNLY1SM9Bi6A
2.今日までの歩み
■昭和61年9月(第1回親睦会)・11月(第2回親睦会)
北海道女子短期大学(現北翔大学)助教授中氏より保健婦看護婦部会を作って活動している地方部会の紹介あり。
第2回業務研修会で情報交換会をしてはどうかという提案あり。
■昭和62年
北海道大学保健管理センターの上林婦長が研修会企画に加わる。第3回厚生補導研修会に向けて企画を練る段階で中氏、札幌学院大学の小山内氏も加わり、以後この時間は看護職自らの企画立案の枠として確立。
■昭和63年
第1回看護職のみの情報交換会開催、看護職の組織つくりの為に幹事を置くこととする。
■平成元年
研修会に対するアンケートを取り始める。看護職の幹事が「北海道地方部会」規約第11条3項に位置づけられる。
■平成2年
第29回地方部会研修会より地方部会研修会においても情報交換を行うこととなる。
■平成3年~
看護職の会の位置づけについての検討続けられる。
■平成5年11月
全国大学保健管理協会北海道地方部会の規約改正が検討中であったが、11月改正が終了し、規約第11条(分科会)に基づき、保健婦看護婦分科会(略して保看会)が正式に発足する。
■平成7年
「保看会だより」第1号発行
■平成16年
保看会の充実を図る一旦として研究班を設置。
■平成20年
会員間の情報交換や事務連絡を円滑にするため、メーリングリストを導入。
■平成30年
保看会幹事輪番制についてのワーキンググループ立ち上げ。
■令和3年
保看会運営規約を改正し、ホームページ、メーリングリスト運用規定を作成。メーリングリストのガイドラインを修正。「覚え書き」に新グループ分けについて記載する。
■令和4年
第59回北海道地方部会研究集会において「保看会会員紹介」の掲示を行う。e-ラーニングによる学習機会の提供(令和4年8月4日~令和5年2月末迄)
■令和5年
第60回北海道地方部会研究集会において、会員の交流促進を目的にメッセージカードを配布する。会員を対象にCOVID-19に関連したアンケートを実施し、結果を配布する。
3.保健師・看護師分科会運営規約
第1条 公益社団法人全国大学保健管理協会北海道地方部会(以下「地方部会」という)規約第11条の規定に基づき地方部会に保健師・看護師分科会(以下「保看会」という)を設ける。
(会員)
第2条 保看会は、正会員及び特別会員をもって構成される。
(1)正会員:北海道地区の大学、短期大学の保健師または看護師の資格を有するもの。
(2)特別会員:北海道地区の大学、短期大学の栄養士または養護教諭の資格を有するもの、および 高等専門学校の保健師、看護師、栄養士、養護教諭のいずれかの資格を有するもの。
(目的)
第3条 保看会は、会員相互の連携を密にし、保健管理業務の充実発展に寄与する事を目的に、次の業務を行う。
(1)保健管理業務の調査研究
(2)保健管理業務の研究集会
(3)情報交換及び資料の収集・配布
(総会)
第4条 総会は、毎年1回代表幹事が招集し、その議長となる。ただし、代表幹事が必要と認めた場合に臨時に総会を招集することができる。
2 総会は、保看会の業務及び運営に関する重要事項を決定する。
3 総会は、過半数の出席によって成立し、議事は出席者の過半数をもって決定する。ただし、当該議事につき書面または電磁的記録により、あらかじめ意思を表示したものは出席者とみなす。
(幹事会)
第5条 保看会の運営を円滑に行うため、幹事会を置く。
2 幹事会は、代表幹事1名、副代表幹事1名、会計幹事1名、幹事若干名を置くことができる。幹事は輪番制とし、総会で決定する。
3 代表幹事等の役割については幹事会内で決める。
4 幹事の任期は、保看会の事業年度に準じ1年とする。ただし、再任を妨げない。
5 幹事は地方部会代表世話人が委嘱する。
6 幹事会は、毎年1回以上代表幹事が招集し、その議長となる。ただし、代表幹事が必要と認めた場合は、臨時に招集することができる。
7 幹事会は、過半数の出席によって成立し、議事は出席者の過半数をもって決定する。ただし、当該議事につき書面または電磁的記録により、あらかじめ意思を表示したものは出席者とみなす。
8 地方部会研究集会の当番校の会員は幹事会会議にオブザーバーとして参加することができる。
(幹事の役割)
第6条 幹事の役割は次のとおりとする。
2 代表幹事は、保看会を代表し保看会の業務を総括する。
3 副代表幹事は、代表幹事を補佐し、代表幹事に事故がある場合は、その職務を代行する。
4 会計幹事は、保看会の会計処理業務に従事する。
5 前項以外の幹事は、各幹事の業務を補佐する。
(スタディ・グループ)
第7条 スタディ・グループは大学保健業務の向上に寄与する調査・研究を行う。
2 スタディ・グループは立候補とし2名以上とする。
3 任期は1年とし、再任を妨げない。但し、再任は最長2年とする。
4 任命は総会で決議する。
(運営委員会)
第8条 保看会の運営にあたり必要があるときは、運営委員会を置くことができる。
2 運営委員会は立候補とし2名以上とする。
3 運営委員会の設置および任命は総会で決議する。
4 運営委員会の任期は第5条第4項に準じ、再任を妨げない。但し、再任は最長3年とする。
5 運営委員会設置の目的が完了した場合は、幹事会の任期終了と同時に解散する。
6 運営委員会では次の各号に揚げる事項について調査、検討し立案する。
(1)保看会の組織および運営に関し重要な事項について
(2)その他、幹事が必要と認めることについて
7 運営委員会が立案した事項は総会の承認を経て運用を開始する。
(会計監査)
第9条 保看会の運営が適正に行なわれるため、会計監査を置く。
2 会計監査は、2名を置き、幹事以外から選出し、総会で決定する。
3 会計監査の任期は、4月から翌年3月までの1年とする。ただし、再任を妨げない。
4 会計監査は地方部会代表世話人が委嘱する。
(顧問)
第10条 保看会の代表幹事を2年以上勤めたものを、会の推薦があれば顧問にすることができる。また必要に応じて幹事会への出席を要請することができる。
(運営費)
第11条 地方部会からの補助金およびその他の収入をもってあてる。
(事業年度)
第12条 保看会の事業年度は毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
(改正)
第13条 この規約の改正は、会員の3分の2以上が出席した総会において、出席者の3分の2以上の賛成を得なければならない。
附 則
この内規は、平成6年4月1日から施行する。
附 則 (平成9年4月18日改正)
この内規は、平成9年4月18日から施行する。
附 則 (平成13年9月13日改正)
この内規は、平成13年9月13日から施行する。
附 則 (平成14年9月19日改正)
この内規は、平成14年9月19日から施行する。
附 則 (平成15年11月6日改正)
この内規は、平成15年11月6日から施行する。
附 則 (平成25年8月22日改正)
この内規は、平成25年8月22日から施行する。
附 則 (平成26年8月21日改正)
この内規は、平成26年8月21日から施行する。
附 則 (平成28年8月18日改正)
この内規は、平成28年8月18日から施行する。
附 則 (令和3年8月26日改正)
この内規は、令和3年8月26日から施行する。
〇公益社団法人全国大学保健管理協会地方部会保健師看護師分科会ホームページ運用規定
〇公益社団法人全国大学保健管理協会地方部会保健師看護師分科会メーリングリスト運用規定およびガイドライン
4.保看会研究班(スタディ・グループ)とは
研究班設立の経緯
平成16年度第1回保看会総会(4月24日)において、幹事会より保看会の充実化を図る一旦として、研究班の設置について提案があり承認された。
研究班の位置
大学保健活動がより良くおこなわれるために必要な調査や研究を、幹事会と協力し推進していくためのもの。
研究班の目的・目標
『大学保健における担当者の専門職としての資質の向上を図る』
『共通認識のもと学生・教職員の健康管理に携わっていくことができるようなマニュアル作りや、最新の知識・情報の提供、調査・研究をすすめる』
研究班のこれまでの活動
平成28年度:「大学保健施設の留学生対応の実態調査と今後の支援方法の課題」
平成29年度:『学生を深く理解するためにー「虐待」という視点から私たちの仕事を振り返るー』
平成30年度:別称として「スタディ・グループ」を採用 「保看会運営に関するアンケート結果報告」
令和元年度:「外国人留学生と日本の医療について」(日本の「保健医療制度」が崩壊する危険性)
令和3年度:ミニ情報の紹介(・女性のADHD ・新型たばこの豆知識 ・公認心理師 ・行動科学、ナッジを活用した健康へのサポート)
5.地方部会における、これまでの 保看会枠企画演題一覧
昭和62年~平成9年(要約)
健康診断、保健管理、女子学生の健康・母子保健、青年期の精神疾患、健康相談、面接技術に関することなどがテーマとして取り上げられた。
平成10年:「学生援助のための対人接近法」
平成11年:「保健センター内科における漢方治療」
平成12年:「研究発表―①栄養相談をスタートして ②留学生の健康相談をスタートして ③骨密度測定をして」 「北大歯学部のツ反を施行して」 「結核対策(最新情報)」
平成13年:事例検討(グループワーク)
平成14年:「救急講習(講演と実技)」 「保健室内の薬品について」
平成15年:「研究発表―①健康管理システムについて ②肥満指導について ③アルコールパッチテストについて ④石倉跨線におけるバス事故報告 ⑤学生の自殺後の関係者に対する心理的ケア(看護職の立場から) ⑥保看会調査報告(タバコについて)」
平成16年:「命と性について」 「過重労働による健康障害を防止する為の事業者が講ずべき処置等についての報告」 「現在における各大学の禁煙対策の実情について」
平成17年:「誰にでもできる禁煙サポート―習うより慣れ」 「大学保健管理に関するマニュアル作成に向けて」
平成18年:「知性の場にふさわしい喫煙対策の推進」
平成19年:「デューク更家式ウォーキング」
平成20年:「若者の性について」
平成21年:「メンタルヘルスとアサーティブネス」
平成22年:「色のパワーを楽しむ」
平成23年:「先生大変です!救急車を呼びますか!!」
平成24年:「引きこもりを生み出す社会の行方を考える」
平成25年:「保健・看護に携わる私たち自身のメンタルトレーニング」
平成26年:「癒されるためにできること-ヨガ哲学の智慧に学ぶ-」
平成27年:「前向きな自分を作り出す セルフコーチングテクニック」
平成28年:「過去の災害から学ぶ-大学保健センターの備災を考える-」保看会ステップアップセミナー「見通しの良いアンケートの組み立て方~まとめる・比べる・予測するコツ」
平成29年:第1部「大学保健センター・保健室における薬の話」第2部「薬の効き目と胃内pHの関係」
平成30年:「ワークシェアリングで今より簡単に、楽に、早く終わる職場の環境づくり」
令和元年:「特別支援学級をなくし、普通学級で様々な問題を抱えた子供たちが一緒に学ぶ学校づくり」映画「みんなの学校」を上映